2016年11月19日 第一回 あきさわ学園プロジェクト

みかんの皮を使ったピールアート作り

 まず最初の活動として、みかんの皮を使ったピールアート作りを行いました。
ピールアートとは、みかんにマジックで線を描き、それに沿って切っていくと蛇や猫、ひとでなどの形をしたみかんの皮を作ることが出来るというものです。
 初めて行う作業、皆さん悪戦苦闘しながらもそれぞれ芸術性の高い(?)ピールアートを作成!皮をむいたみかんも美味しく頂きながら楽しい時間を過ごすことができました。

看板作り

 ピールアート作りの後は、あきさわ園・FDA・神奈川大学・リブラスの4団体合同イベントを記念した看板作りを行いました。
 木製のボードの上に、ペンキを用いてペイントを施していき、最終的には今回植え付けを行う玉ねぎ畑に目印として使う看板に仕上げます。
 井上がデザインやカラー配置を考案し、普段から業務で培っているセンスを活かしながら、各々のセンスも融合し素晴らしい看板を作り上げることができました。

お昼ごはん ~学生さん達の手作り料理~

 待ちに待ったお昼ご飯!午前中の活動を終えて、子供も大人もお腹がぺこぺこです。 晴天であれば山の上で青空ランチの予定でしたが、雨がやむ気配も無く、泣く泣く室内でのランチに変更になりましたが、神奈川大学の学生さん達が朝早くから調理をしてくれており、豚汁やさつまいもごはん、里芋に煮物などをてきぱきと提供してくださいました。
 寒さで凍えた体に温かい食事が身に沁みていきます。素材の良さを最大限活かした各料理に、一同舌鼓みを打ちました。
 また、食事の途中では神奈川大学の皆様が玉ねぎについての食育講座を開催し、たまねぎの効能・種類・豆知識・レシピなどを子供達にもわかりやすいようフリップを用いながら説明してくださいました。

玉ねぎ苗の植え付け

 お昼休憩が終わると、いよいよ今回のメインイベント 玉ねぎの苗の植え付けを行いました。
 FDAの方と一緒にトラックに乗り込み、談笑しながら玉ねぎ畑へ!
 秋澤さんがまず植え付けの手順をレクチャーしてくださり、ビニールシートが敷かれている部分を、細い竹筒で穴を開け、そこに苗を入れていくといった流れを、実演を交えながら説明してくださいました。
 今回植え付けを行うのは下中玉ねぎという種類で、甘くて大きくやわらかく、早生の時期はサラダなど生で食するのに適しています。
 二人一組になって、一列ずつ植え付けを行っていきます。たまねぎ畑周辺は霧がかかっており雨も降っている状態でしたが、植え付け始めると悪天候などまったく気にならないほど熱中していました!まだ今は細い苗が半年間を経て大きな玉ねぎに成長していくのだと考えると、いつの間にかひとつひとつ丁寧に愛情を込めて、植え付けを行っている自分がいました。
 約一時間ほど植え付けを行い、畑の前で記念写真を撮ってみかん狩りに向かいました。

みかん狩り

 時刻もちょうどおやつ時になり、お待ちかねのみかん狩り!
 夏の打ち合わせの際にはまだ青い実しかついておらず、草むしりや間引きをしたみかんの木に、きれいなオレンジ色をしたみかんが実っている様子に、しばし目を奪われ深い感動を覚えました。生命が持つパワーや成長を目のあたりにし、自分の手で農作物を育て上げる喜びや楽しさを強く感じることができました。
 みかんもしっかりと熟しており、甘いものばかりで参加者一同すっかりあきさわ園のみかんの虜になっていました。

閉会式

 今日一日のイベントを全て終え、ホッと一息。
 3時間の野外作業で冷えた体を、秋澤さんと学生さん達が用意してくださったみかんティーで温めます。 お茶のお供には、あきさわ園で収穫したキウイが!
・グリーンキウイ ヘイワード(緑色で甘みと酸味のバランスがちょうど良いキウイ)
・ゴールドキウイ 片浦イエロー(黄色で甘みが強いキウイ。神奈川限定生産)
という2種類のキウイを用意してくださり、どちらのキウイもとても瑞々しく香りもよく、今日一日を振り返り談笑しながら美味しく頂きました。

なんでもこのゴールドキウイの「片浦イエロー」は神奈川県で生まれ、現在もこの地域だけでしか生産しておらず、なおかつ生産農家も極めて少ない、市場には全く出回らないかなり希少価値の高い幻のキウイフルーツとのこと!
一部店舗限定の百貨店にしか卸しておらず、知る人ぞ知る隠れた逸品を頂くことが出来、幸せな味と時間を堪能することが出来ました。
そして最後に、全員で集合写真を撮影し、次回のあきさわ学園での再会を約束し帰路につきました。

第一回あきさわ学園を終えて

 第一回あきさわ学園プロジェクトを終えて、特に大きな問題もなく皆様に楽しんでいただくことが出来すごくホッとしています。
 あきさわ園・神奈川大学の学生さんたちと約5か月間入念に準備を行った結果、非常に良いイベントが企画できたと思うと同時に、第二回、第三回にむけて今回の反省点を踏まえよりよいものをつくっていきたいとも思っています。また今回FDA様との合同イベントとしても開催できたことも非常に嬉しく、今後も継続してイベントを一緒に行うことが出来たらいいなと感じています。※FDA様の詳細については画面下部をご覧ください。

 第二回あきさわ学園プロジェクトは来年 2017年3月中旬を予定しています。
 今回植えた玉ねぎがどのくらい成長しているのか、次はどんなご飯やフルーツが頂けるのか、今から非常に楽しみです。

 今後も、当特設ページを更新していく中で、いままで知らなかった農業の世界・食育の奥深さ、旬の食材がもつパワーや魅力を引き続き多くの皆様に伝えていきたいと心から思っております。
 ここまでご覧いただき、まことにありがとうございました。今後もご愛読の程、宜しくお願い致します。

FDAについて

FDA(Future Dream Achievement)とは、障がい者、在宅勤務者、ひきこもり、ニート、ホームレス、うつ病患者、シニア、ワーキングケア等の就労を目的とし、就労希望者・支援希望者の集える環境の創造と仕組みの提供を行うことを大儀(目的)として活動していく、非営利団体です。
(FDA公式ホームページより引用)