活動記録 -Report-

2023年度 二回目の農作業体験を実施しました。
(2024/02/04)

 前回の農業体験から約半年ぶりに、まるひろ園さんで農業体験をしました!
 参加人数を増やし(なんと、中には小学生の参加者も!)雨が降るか、雪が降るか、そんな曇り空なんてなんのその。実に冬らしい天候の中イベントは始まりました。

利きみかん大会

 今回のイベントは利きみかんからスタートしました。
 生憎の空模様、急遽利きみかん用に部屋を空けていただき、利きみかんは屋内での開催となりました。部屋の中に入ると第一に飛び込んできたのは、箱一杯のみかんの山でした。

 みかんの量に驚いているのも束の間、最初の配られたのは黄色く小さなみかんでした。そのみかんは柑橘系の香りが強く、またその香りに負けない酸味もありました。
 まるひろ園の管理者である原さんから配られたみかんの説明を受けつつ、小グループに分かれた参加者の皆さんは、手元のパンフレットと受け取ったみかんを見比べながら、「今食べているのはこれだ」や「パンフレットの情報と合わせると~」など、次々と運ばれるみかんを食べ、各々がその味に舌鼓を打ちながら、利きみかんを楽しんでいました。

 そして答え合わせの時間がやってきました。
 各々のグループが思い思いに食べたみかんの順番を答えていく中、なんと1グループだけ正解を出すことができました。そのグループには小学生の方がおり、なるほど利きみかんには素直さと若く敏感な舌が必要なのだなと勝手に納得しました。
 ちなみに参加者の皆さんが一番おいしいと回答したものは、黄金柑という種類のみかんで強い柑橘系の香りと酸っぱさが好評だったようです。

みかん収穫

 利きみかんを終えると、次は今回のイベントの目玉である、みかん収穫体験へと移動します。
 収穫作業は原さんの提案により、2グループに分かれて行うことになりました。一方は文旦というグレープフルーツのように大きな品種のみかんを収穫するグループ、もう一方は清見オレンジを収穫するグループとなりました。
 みかん収穫はみかん畑のある山を登って行う必要があります。運動不足の身に鞭打ちズンズンと山を登っていきます。山頂近くまで来たところで、グループごとに分かれみかんの収穫作業が始まりました。
 まるひろ園さんはみかん以外にもたくさんの果物を植えており、中にはパパイヤなど珍しいものも植えておりました。


  • 季節が過ぎて枯れてしまったパパイヤ

 清見オレンジはやや強めの斜面を下ったところに植わっていて、直前まで降っていた雨の影響もあり滑らないよう恐る恐る下っていきました。下った先の木々にはオレンジ色の濃い清見オレンジが多く実をつけていました。特に色が濃いみかんを収穫するためメンバーみんなで木々の隅々まで探して収穫をしました。

 みかんの収穫に向かう道中にはうさぎ山展望広場なる場所があり、そこは山から町一帯を展望できるとても見晴らしの良い場所でした。当初の予定ではそこで昼食とる手はずだったのですが、残念ながら当日の天気の影響でやむなく断念。機会があれば、うさぎ山展望広場でのんびり景色を楽しみながら、昼食をとりたいものです。

ポップ作り

 みかん収穫を終え、昼食をとりつつ一息つくと、参加者の皆さんには最後のイベントであるポップ作りに取り掛かかっていただきました。
 ポップ作りは利きみかんで分かれたグループで作業をしていただきました。各々今回のイベントで食べたみかんへの想いをポップという形で皆さんには表していただきました。見た目も違えば味も違う、そんな様々な種類のあるみかんについて「どうすれば知ってもらえるか」「どうずれば手に取ってもらえるか」と皆さん思案していました。

 そして、そんな思いの詰まったポップが完成すると各グループの代表が、作成したポップの見どころとその思いを発表しました。作成していただいたポップは、それぞれ人柄が現れており、手の込んだ絵で表現しているもの、大きなみかんを前面に出したものなど様々なものを、皆さんに作成していただきました。

 三者三葉、各々のみかんを表現し切り今回のイベントは終了しました。

まとめ

 今回のイベントのテーマは「神奈川にゆかりのあるみかんについて知ろう」ということで、様々な種類のみかんに触れ、食べたこと「こんな品種のみかんがあるんだ」や「このみかんはこんな味なんだ」と実際に触れることで、みかんのことを知ることができました。
 来年度はまた新しい学生さんたちとまるひろ園イベントを開催することになります。その時はこちらからも新しい発見があるようなイベントとなるよう、協力したいと思います

ありがとうございました!