活動記録 -Report-

2019年度 第2回目の農業体験を実施しました。
(2019/12/01)

前回に引き続き、お天気に恵まれ過ごしやすい日差しの中でまるひろ園さんでの通算4回目になるイベントが行われました。

冬野菜畑の散策

まるひろ園さんでは季節ごとに多くの野菜や果物を栽培しています。
それらを原さんに説明などをしていただきながら畑周辺を散策。収穫前の成長途中の野菜の「これは何の野菜か」のクイズを交えながら見ていきました。
キャベツなどは葉の形から何となくわかったものの、一番驚いたのはブロッコリーでした。今までブロッコリーがどのように生るのか考えたこともなかったため、こんなふうに生っていたのか!と驚きました。
また、収穫が終わり枯れてしまいましたが、ローズヒップの木も見せていただき、食後に収穫したものを使用したローズヒップティーを出していただけると学生さんより説明があり、お昼がより楽しみになりました。

冬野菜の収穫

散策が終わると、大根とカブの畑へと移動し、収穫方法などの説明を受けたのちに収穫を行いました。
白大根を1つ、赤大根・赤かぶから1つ好きなほうを収穫し、お土産として持ち帰ることができます。そのため、大きなものを探して畑をうろうろ。大きなものを収穫した人のものと自分のものを比べたりなど、皆さんとても楽しそうだったのが印象的です。
収穫後、原さんがいつもしているという野菜の水洗いを自分たちが収穫したものを用いて体験しました。水をためたシンクに野菜をくぐらせ、軍手をつけながら泥をやさしく落としていくと、いつもお店で見かけるようなきれいな姿に。
冬場の水はとても冷たく、収穫したたくさんの野菜をいつも手作業でキレイにしていると考えると、とても大変だということが容易に想像がつきます。 お店などで見かける野菜を見る目がまた一つ変わったように思いました。

みかんの収穫とお昼ご飯の準備

毎年の恒例となったミカンの収穫を行いました。
慣れてきたこともあり、周囲の学生や原さんとも会話を楽しみながら収穫することができました。
また、原さんに許可をもらいいろんな木のみかんを食べ比べするなど新たな体験をする人もいて、今年も楽しく収穫するとこができました。

途中、一部の社員はお昼ご飯の準備の学生さんと合流し、お昼ご飯として提供していただく、みかん鍋の準備をしました。
主に参加したのはみかん鍋にいれる鶏団子作りに参加。
今回、食感を残すために鶏ひき肉を買わずに胸肉を包丁でミンチにしていきました。みかんと柚子の味付けのものを2つ用意し、中に大根の葉を細かくしたものをいれアクセントに。
動き回りながらの作業とは違い、一定の場所で行っているため、学生さんとの交流をとても持つことができ、楽しく過ごすことができました。

SDGsについての説明・クイズ大会

昼食ができるのを待っている間に、学生さんより本プロジェクトのテーマになっているSDGsについての説明とクイズ大会が行われました。
SDGsについては夏のイベントの時にも説明がありましたが、今回は学生さんお手製の紙芝居で説明していただきました。イラストはすべて手描きでとても上手で内容もわかりやすい紙芝居となっていました。参加されたお子様にも伝わるものだったのではないでしょうか。

次のクイズ大会では、紙芝居の内容を踏まえた問題が出題され、弊社参加者が2チームに分かれてグループごとに話し合い、答えを述べるという形式でした。
グループごとに話し合う時間があったため、どれが正解か、なぜそう思うか、とSDGSについて自分たちの予想などを実際に考えてみる時間を持つことができたと思います。正解を聞いて、日本はプラスチックごみの廃棄量が他国と比較しても多く、SDGsの浸透はまだまだこれからなのだと意識させられました。
途中ハプニングもありましたが、おかげで盛り上がり、楽しみながらSDGsについて学ぶことができました。ただ、ここで学んで終わり、ではなく実際に行動に移すことが大事だと思うので、日々の生活の中で簡単にできることから取り組んでいきたいと思います。

昼食

クイズで盛り上がった後は昼食のみかん鍋用のポン酢作りです。
みかんやだいだい、はやか等の様々な柑橘類を用意いただき、それらを自分たちで絞ってブレンドし各々好みのポン酢を作りました。種類によって香りも違うので、味だけでなく香りも楽しむことができました。

そうこうしているうちに昼食が完成し、いよいよお楽しみの昼食タイムです。
今回のメニューはみかん鍋、白/赤大根の塩もみ、ご飯、ローズヒップティーでした。
みかん鍋には今回のイベントで収穫した白大根、白菜、みかんと、弊社のメンバーも調理に参加して作った肉団子などが入っていました。果物であるみかんを温かい鍋に入れて、果たしてマッチするのか?!と未知なる組み合わせへの期待と若干の不安がありましたが、食べてみるとみかんの甘酸っぱさに出汁の旨味やポン酢が絡んでやや甘じょっぱい感じの風味になり、意外と食べられるということがわかりました。12月の空気の中食べたお鍋は体にホッと染み入るようでおいしかったです。
また白大根と赤大根の塩もみは、彩り豊かで見た目もきれいで、とくに赤大根の鮮やかさは見た瞬間から間違いなく新鮮な状態であることを感じさせてくれました。調理方法は塩もみということでシンプルに素材を味わうことができ、ポリポリとした食感についお箸が伸びる一品でした。
イベントの昼食でよくお供になるご飯ですが、寒空の下作業をした後に食べるホカホカのご飯のおいしさは本イベントならではの特別なおいしさがあると思います。いつも学生さんががんばって炊いてくれるおかげでもあるかもしれません。
最後にふるまっていただいたローズヒップティーは思ったより酸味があり驚きましたが、とてもきれいな色で食後に優雅なひとときを過ごすことができました。

まとめ

本プロジェクトにおける今年のテーマは「SDGs」ということで、その1つとして夏のイベントのときに実際にエコバッグを作成して配り、今回のイベントにも持ってきて使ってもらう、と実際にテーマに沿ったアクションを起こせたことは新しい体験になりました。
来年度はまた新しい学生さんに企画していただくことになるため、テーマが変わるかと思いますが、私たちも協力してイベントのお手伝いができたらいいなと思います(もちろんエコバッグも忘れずに・・・!)

ありがとうございました!